産業革命

 産業革命はかつてイギリスで始まりました。牛馬や人力から、石炭を使って蒸気を発生させることで大きな産業の転換をもたらしました。この時に、地球温暖化のタネが蒔かれたと言えます。産業革命により、圧倒的な生産性の向上が達成されました。その後、エネルギー源として、石油の時代がやってきました。石油の使用が始まり、さらに生産性が向上したことはご存じの通りです。人間が使用できる石油の残余年数は40年と言われてきましたが、今もあまり代わっていません。その理由は、かつては技術的に採掘できなかった場所などの石油も採掘可能となったからです。また、近年、天然ガスの利用も増加しており、石油の残余年数にも貢献しています。しかしながら、化の石燃料は有限のものですから、いつかは無くなります。現在、エネルギー源として活用を推奨されているのは、再生可能エネルギーです。再生可能エネルギーの元は太陽です。しかし、残念ながら太陽は昼間のみしか利用できません。また、雨の日にも活用できません。そのために、エネルギーを蓄える技術が重要です。再生可能エネルギーを蓄える方法が種々検討されていますが、一番有力な技術としては水素ガスにして蓄積する方法です。まだまだ色々な課題があると思いますが、化石燃料があまり少なくならないうちに、実用化されて欲しいと思います。