家を建てること

 マイホームを持ちたいと考えた時に、まずやることは、地域にある住宅展示場を見て回ることではないかと思います。住宅展示場のそれぞれの業者のアピール点もまちまちですが、総じて言えることは、住宅展示場を構えること自体がコストだということです。りっぱな住宅展示場の建物は一般の人が建てる建物とは比べものにならないぐらい高価な建物です。以前、説明をしてくれた人に、「この展示建物はおいくらぐらい掛かっていますか?」と質問をしたことがあります。予想した通り、返事がありませんでした。また、よく坪単価を前面に出して説明する建築業者もありますが、あくまでも全くオプションを付けない場合の坪単価であり、実際にその値段では家はできないと考えておいた方が間違いありません。良さそうだということで、すぐに契約する人はいないと思いますが、何件も話しを聴いて知識を増やすことが重要です。基本的な価格だけでなく、付帯費用が意外と掛かることも考えておくべきです。

  図書館で、「自分でマイホームを建てた」という本を読みました。自分で家を建てると、家自体は半額程度でできるようです。それだけ、建築業者は宣伝費等が掛かっていると言えます(当然か)。自分で家を建てることが できる人は多くはないと思いますが、交渉次第では手伝う条件で、少しお金を節約することも可能です。私の場合、板壁を張る手伝いをすること(数十万円)や、表示登記(10~20万円)を自分でやりました。家を建てた時には電気工事士の資格を持っていませんでしたが、その後、独学で取得しました。実務を少し勉強すれば自分でもできることはあるのではないかと思います。将来、自分で家を建てたいと考えている人は、趣味と実益を兼ねて将来構想を考えることも楽しいのではないでしょうか。