電気と自転車

 

自転車は化石燃料を使用しないことや、健康志向の進展により、愛好者が増加しています。自転車に使用される材料もアルミ、チタン、炭素繊維などの軽量の素材が開発されてきました。折りたたんで輸送する場合、軽量であることは非常に重要です。自転車道など、自転車を取り巻くインフラの整備が今後とも期待されるところです。自転車と電気の関係で見ると、ヘッドライトの電気と駆動用の電気に大別できるように思います。ヘッドライトの電気は従来、発電機を回して作ることが主体でした。発電機を回すとペダルが重くなるために、夕方などは無灯火の自転車が多く見られました。LEDの発明以後は、照明効率が向上し電池が長持ちするようになったことで、LEDライト方式が増加しました。発電機を使うタイプでもペダルが重く感じなくなりました。LEDライトは大きな貢献だと痛感します。一方、電動自転車の増加は、リチウムイオン電池の開発が貢献しています。さらなる高効率の電池開発が検討されています。軽量で長持ちする電池が開発されると、さらに移動距離が長くなり、自転車以外の使用用途も広がるものと思います。