手に職をつけること

 手に職をつけることは、どんな時代でも非常に重要なことだと私は考えます。例えば、インフレになっても、デフレになってお金の価値が変動しても、手に職があれば、そのときそのときの価値で職を求めることができ、食べていけるでしょう。中国の三国志に出てくる諸葛孔明(天才軍師)も、人は財産を築く必要はなく、日々食べていければよいと言っています。なまじっか資産を残したために骨肉の争いになる遺産相続の話は後を絶ちません。自分で稼いで、自分で使うことは経済発展のためにもなります。最近の日本の労働状況を見ると、3Kの仕事は外国人労働者が担っていると感じます。就職できないとか、働き口がないなどとも聞きますが、仕事を選ばなければ働く場はあるのではないかと思います。そうはいっても、できるだけよい条件で働きたいと考えるのは人情です。そのためには、労働だけを売るのではなく、能力を売ることが必要です。その手助けをするのが資格だと思います。自分の興味が持てる分野で資格を取りましょう。