電気は危険なものか?

 私も電気は目に見えないから危険だと思っていました。しかし、電気ほど理屈通りの分野は少ないと思います。理屈が分かると対応もできます。昔、100Vの家庭電源に触り、感電したことがあります。幸いにも、ビリビリしただけで済みました。低圧電源だったことによります。低電圧でも電流がまともに心臓を通過すると、死亡します。電気を扱う方法を知る必要があります。高電圧の電気機器は接触しなくても感電することがあるので、隔離することが必要です。そのために離隔距離が定められており、高圧電気設備は、隔離されて関係者しか入れないようになっています。電気主任技術者は、電気設備の保安をする必要がありますので電気設備の点検をする機会があると思いますが、仮に配電盤の中の端子がむき出しのものがある場合にはアクリル盤などでカバーするようにしましょう。過去の事故例では、電気の点検をしていた人が配電盤に接触し、死亡した事例もあります。指輪など持っていた金属品に電気が飛来したり、体調不良でよろけたりした際に接触してしまうことがないように十分に気を付けたいものです。