電気と暖房

 人類が火を発見したことにより、他の動物とは異なった活動を行えるようになったと言われています。古くから、木を燃やして活用していました。火は明かりの役割、煮炊きのための熱を得るために使用する用途や暖房のために使用する用途もあります。近代では暖房のエネルギー源として石炭、石油、都市ガス、木材や電気などが使用されます。電気を発生させる元は、石炭、重油、LNGなどです。電気のエネルギーを直接、熱エネルギーに替える装置として、ニクロム線などを使用したヒーターがあります。しかし、ヒーターは熱源として使用するには効率があまり良くありません。ヒートポンプであるエアコンを使うとかなり省エネルギーとなります。ヒートポンプは電気を使って、熱エネルギーを移動させることができます。外気から熱を奪い、部屋の中に移動すると暖房、部屋の中の熱を奪い、外に出すと冷房に使えます。省エネのツールとして、ヒートポンプが期待されています。