東海道新幹線

 東海道新幹線は昭和39年の東京オリンピックに合わせて開業しました。開業以来、踏切事故がないことを、ご存じでしょうか。種を明かせば、踏切がないからです。踏切がなければ、踏切事故は起きません。今でこそ、この当たり前のことは、当時で考えれば、ものすごい発想の転換があったと思います。近年の鉄道遅延は日常茶飯事であり、その原因のひとつに、踏切に関わるものがたくさんあると思います。東海道新幹線における踏切をなくすという画期的な発想が今も大きな効果をもたらしています。社会的に影響のある仕組みを変えることは、そう簡単にできません。自分の身の周りのことを考えることから始めてはどうでしょうか。