工場の省エネ(クーリングタワー)

 工場では、クリーンルームや恒温室などに使用している冷凍機のクーリングタワーを設置していることもあると思います。冬場は外気温が低いので、室外のクーリングタワーを運転する必要がない場合があります。できるだけ停止するようにすると省エネになります。尚、凍結防止の観点から一部を運転し、使わない装置は水を抜く方法に変えることで無駄な電力を使わないで済みます。

 また、できる場合には夏場冬場で管理温度を多少、調整することも効果があります。環境試験室など、使用条件が定められている場合には、その条件を守らなければなりません。設定されている温度や湿度の根拠を確認し、対応すると省エネになります。クリーンルームではクリーン服を着用しているために、温度を低めに設定することが多いと思います。1℃程度の温度上下でも使用するエネルギーはかなり代わりますので、理由を確認して対応を検討しましょう。

 クリーンルームは生産していない場合でも運転していることが多いと思いますが、外気を遮断し結露を防ぐ設計とすれば、数日の休みでもクリーンルームを停止できるでしょう。