欲求5段階説

 マズローの欲求5段階説について紹介します。人間の欲求は低次の欲求から高次の欲求まで5段階ある。一番底辺の欲求は「生存の欲求」であり、本能的な(食欲、性欲、睡眠欲等)欲求である。下から2番目の欲求は「安全の欲求」である。下から3番目の欲求は「社会的な欲求」であり、組織や社会の一員でありたいとの欲求である。下から4番目の欲求は「尊厳の欲求」であり、人から尊敬されたいとの欲求である。一番上の欲求は「自己実現の欲求」である。自分の能力をさらに高めたいとの欲求である。下位の欲求が満たされない状態で、その上位の欲求を求めることは少ない。例えば、「生きるか死ぬか分からない状態」で、「自分は人に尊敬されたい」と思うことは稀である。

 電験三種の試験に合格することは、安定した収入に繋がる可能性が高い。また、能力を評価されることにも繋がり、ある意味では尊敬されることもあると思われる。電験三種を合格した人の中には電験二種や電験一種を目指す人もいるが、これはある意味で自己実現の欲求ではないかと思う。受験勉強をしている間は、無駄なお金をあまり使わない利点もある。できれば、若い時に資格を取得されることを推奨する。