見える化(その2)

見える化により、大きな効果を実現できることがあります。電気使用量の見える化について考えてみましょう。事務所に、エアコンと蛍光灯の照明があるとします。一日の電気使用量を1分ごとに測定しているとしますと、どの様なことが分かるでしょうか。勤務は8時から17時とすると、エアコンの電力使用量は14時ごろに一番多くなり、50kWとなりました。ブラインドを上げて仕事をしていたために、照明は付けていません。数値で示すとあまり実感がわきませんが、折れ線グラフにしてみると何が見えてくるでしょうか。電力使用量は山の形になります。このように視覚に訴えることで問題点が見えてきます。①山の高さを下げられないか(デマンド管理) ②ブラインドを閉めると照明は必要になるが、エアコンの使用電力が減るためにトータルでは得になるのではないか。試してみよう。 などの色々な考えが浮かんできます。

試験勉強も見える化により、成績アップに関する意識付けができる様になります。繰り返し勉強法で、1回目は100問中、10問が正解だった。2回目は20問が正解だった。この様な経過をグラフ化すると勉強の進み具合が見える化できます。色々なことに見える化を活用してみてください。