電験三種に次元解析を応用する

次元解析は電験三種の試験の解答に有効です。次元解析とは、自然界の法則を表した公式の単位(kgやmなど)は等式の左辺と右辺で同じになるという原理を使った者です。エネルギーの単位はJジュールですが、SI単位を組み立てると kg・m/s と表されます。

アインシュタインの相対性理論で 物質はエネルギーにもなり得ることを表した有名な式 

   E=mc  Eはエネルギー、mは質量、cは光の速度です。次元を見てみると右辺は

 kg×(m/s)=kg・m/s となります。これはエネルギーの単位です。

 運動エネルギーは

  E=(1/2)mv と表します。 mは質量、vは速度です。

 上の2つの式は非常に似ています。電験三種の試験では公式を問う問題が出ることがあります。公式を覚えていないと回答ができないとあきらめてしまう前に、次元解析や知識を駆使して正解につなげることもできます。ただし、他の問題の回答が終わり、時間があれば考えるようにしてください。回答できる問題を先に回答することが鉄則です。難しくて簡単には解けない問題は後回しにしましょう。