電気主任技術者と省エネルギー(その2)

電気とエネルギーは切っても切れない関係があります。エネルギーについて考えてみました。エネルギーは太陽から発生しています。太陽から降り注いだエネルギーが地球に届き、光エネルギー、熱エネルギーの形で私たちに恩恵を与えてくれています。また、過去の太陽からのエネルギーが蓄積されたものが、石炭や石油となって利用されています。また、物質もエネルギーになります。原子力エネルギーは物質をエネルギーとして利用したものです。省エネルギーはエネルギーを効率よく使う活動です。電気主任技術者の業務は電気エネルギーの管理をし、変換効率を高め、無駄を少なくし、電気事故を予防するなどです。エネルギーを効率よく使用することで、CO2の発生量を抑制し、地球温暖化防止にも貢献できます。地域や社会に貢献することができる仕事でもあります。尚、おさらいの意味で地球温暖化はなぜ起きるかについて説明します。地球は非常に薄い大気(空気の層)で覆われています。太陽から地球に降り注いだエネルギーの一部は地表に届き、一部は宇宙に放射されます。大気中のCO2は産業革命以前より大幅に増加しています。このためにエネルギーのバランスが変わってきて宇宙に放射されるエネルギーが減り地球に残るエネルギーが増加しました。このことにより地球の温度が上昇しているといわれています。CO2のほとんどが化石燃料(昔に蓄積された炭素)によるものですから、それを使用することにより空気中のCO2濃度が上昇しました。また、関連の深い電気工事士二種は家庭の電線などを扱える資格ですので、興味がある人は電験三種だけでなく、電気工事士二種も勉強されてはどうでしょうか。尚、電気主任技術者試験に合格している人は電気工事士試験の筆記試験が免除されます。