科目合格性を考える

 電験三種は科目合格性を採用しています。この制度は試験の合格率が低下したことにより採用されたと思います。かつては試験のほとんどが一発合格性でした。試験範囲が広いために合格者が減り、科目合格性が採用されたと推察されます。この制度は電験三種では3年間に4科目合格すれば資格の申請ができます。受験者はこの制度を大いに活用したらよいと思います。しかし、最初から1科目合格を狙うことはお薦めできません。最初の年は4科目を勉強し、4科目合格を狙うべきです。運良く60点を採れて合格できれば幸いです。残念ながら、全科目合格にならなくても、1科目でも合格すれば2年目の負担はぐっと減ります。残りの科目に力を入れて勉強すればさらに合格できる可能性が高まります。尚、科目に対する好き嫌いはあると思いますが、取り組みやすい科目順に記載すると、電力>法規>理論>機械 の順番でしょうか。勉強範囲が非常に広いように感じるかもしれませんが、私の推奨している「過去問学習法」、「絞り込み法」、「次元解析」等を活用すれば意外と簡単?に合格できるのではないかと思います。

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