独学の難しさ

 

独学で資格を取得することの難しさは、資格取得を志した人には、十分理解できると思います。

 

受験勉強が続かない、モチベーションが続かない、資格を所得することのメリットが実感できないなど、できない理由は多数あります。特に、お酒を飲める人は、同僚からの誘いなどもあり、なかなか継続できないことも原因と思います。受験勉強には大きく分けて、3つのパターンがあると思います。

 

 (1)受験校に通い数年掛けて資格を所得する

 

 (2)通信教育で仕事をしながら取得を目指す

 

 (3)仕事をしながら、独学でこつこつと勉強し、取得を目指す

 

自分の置かれた状況にもよると思いますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。私の場合には、仕事があり、また家族もいるために(3)の方法を選ぶしかありませんでした。

 

独学の場合には、3つの方法で一番、費用が安いメリットもあります。いくつか資格を取りましたが、独学で資格を効率的に取る方法がなんとなく分かってきました。近年、雇用情勢の変化から、年配の人で資格取得を目指す人が多いと聞きます。私も、55歳を過ぎてから、電気系の資格にチャレンジしましたが、年をとってくると、資格取得は非常に難しくなると思います。記憶力の低下や視力の低下(老眼の進行など)が主な原因です。また、前述のお酒が勉強の意欲を低下させます。そこで、次の勉強方法を考えました。

 

・過去問を中心として勉強する。

 

・テキストは使用しない。過去問の分かりやすい解説のある本を選定する。

 

・過去問もページ数を絞ったものとする。

 

・過去問を繰り返し学習する。

 

・自分の常識や他の知識と関連づける(特に工学系の資格では次元解析が有効です)。

 

 例えば、電気系の資格では、発電所の効率などがあげられます。

 

国家資格は一回取得すると一生の財産となります。また、資格は他の資格と関連があり、一つの資格を取ると、関連の資格は取りやすくなります。これらのことも次回以降に記載していきます。